えるだま・・・世界の国から

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2005年 10月 05日

月の砂漠(体験記)その1

日本人の砂漠への憧れというのは、あの有名な「月の砂漠」という歌の影響を受けているのかも知れません。砂漠とロマンチックなイメージとを結び付けられるのはあの歌くらいしか思い浮かばないからです。砂漠を行く二人の男女しかいないからロマンチックなら砂漠は背景でしかないのですけどね。

砂漠には確かに二人を邪魔するものは何もないようです。昼は暑いから夜に移動するのがいい、それには満月は格好の照明になりますね。人間活動の入る余地のない砂漠、生活に伴う煩わしさの欠片もないような砂漠、だから魅力を感じるのかも知れません。

ところで恥ずかしながら、私は砂漠に対する知識がほとんどありませんでした。今回初めて砂漠を訪れることで驚くような発見がたくさんありました。もともと理科系人間の私ですからもうロマンチックな叙情的な作文なんて書きようもなくなってしまいました。

そもそも私は砂漠というのは平野だと思っていたのです。地図上では平野のように描かれているのでそういう印象を持ってしまったのだと思います。ですから砂漠は乾燥した気候の平野に存在するものだと思っていました。

砂漠に向かう車の中で、私は砂漠と砂漠でないところの境目がどうなっているのだろうかって考えていました。
1.降雨量が主要な原因だとすると気候は急激には変わらないだろうから、10km程度のスケールで徐々に砂漠になっているのではなかろうか。この場合、しばらくの時間砂漠のようなところを四輪駆動の自動車で走り続けるのではないだろうか。
2.地質の影響を受けて、砂漠になりやすいところで砂漠化が進むのかも知れないから、境目はもう少し明瞭でせいぜい1kmくらいの境目を持っているのかも知れない。これだと砂漠のようなところを延々と走ることはないことになる。

カシャーンの町を抜けて1時間も走ったでしょうか、周りの景色は依然としてイランのどこにも見られる土漠が広がっています。西部劇で見られるような乾燥に強い草が生えているだけの光景です。その草の背丈が低く均一になって来たことから砂漠が近いというような予感は持つことはできました。

やがて我々が目にしたのは駱駝の群れでした。野生の駱駝というものではなく、誰かが放牧しているのでしょう。人の姿はまったく見られません。30頭くらいの駱駝の群れでした。幸い道路の近くに群れを見つけられたので写真に収めることができました。何かの看板にいる二頭は訪問者に愛想を振舞っているのではなく、体が痒いので看板にこすり付けているのです。それで気持ちのよさそうな表情を見せてくれているのですね。
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私をがっかりさせたことの一つにどこまでも続いている道があります。もちろん道といっても舗装されたものではありませんが、それでもちゃんと道があって、道なき道を進むんじゃないかと考えていた私の期待は見事に裏切られてしまいました。もっとも、目指す砂漠に到着するまでに出会った車はたったの1台でしたけどもね。

カシャーンの町から2時間程度と聞いていたですが、町を出て1時間半を経過してもちゃんと道らしい道がありました。砂漠に到着するのにはまだまだ時間がかかるのかも知れないなぁと心配してしまったくらいです。

カシャーンの町の東にはイラン最大の砂漠(ほとんどが土漠ですが)キャビール砂漠が広がっています。500kmくらいのスケールだと思います。その東側、カシャーンの近くは少し低くなっているところがあり、イランの国全体の地形の地図では湖のような表示になっている部分があります。実はここには塩が集まってきていて、冬と春の少しの降水の時期を除くと塩の湖になっています。
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by elderman | 2005-10-05 00:11 | えるだまの観察 | Comments(4)
Commented by 宇宙和里 at 2005-10-05 08:37 x
おはようございます。 そうそう、どうしてもあの占い、”マホー”占いっていう感じで読んでしまいます!文字を見るときの目の錯覚・・・感覚って恐ろしい! で、砂漠の話・・・。 もしかして、(わたしだけかもしれないけれど)日本人って、裁くって聞いた時に、”砂丘”がもっと広大になった感じとイメージするのではないでしょうか? 且つ、平たんな・・・・。 でも、中東などで砂漠と呼ばれているところは、かならずしも、砂丘のようなものじゃないんですよね~。 とはいっても、わたしは、イランや北アフリカ、湾岸にあるような壮大に広がる砂漠には行った事がありません。わたし個人としては、砂漠に憧れる理由は、”砂・土”だからではなくて、夜のその静寂と、日夜の差というか、ギャップに神秘を感じるからではないかと思います。月の砂漠(荒野)は、意外と、好きです。 キャンプ、したかったな~。
Commented by elderman at 2005-10-05 09:55
宇宙和里さん、どうも。^^
「マホー占い」ですか。なはは、誤読も楽しいですね。(笑)
砂漠に憧れるのはなんとなく感じる神秘性からだと思うのですが、その神秘性って砂しかない世界だから生じるのかも知れないし、歌のせいでロマンティックな気分にさせられてしまうのかも知れません。
イランも砂漠の国と言われますが、実際には高地ばかりの国で本当の砂漠というのはほとんどありません。木の生えない不毛の土地という意味では国土の大半がそうですけどね。私は沙漠をいう字を当てています。土漠と呼ぶ人もいます。
Commented by japonikk-la at 2005-10-05 10:09
らくだのアップかわいいです。砂漠のイメージはやっぱり砂で風で風紋ができてってあの感じですね。ところでラスベガスも砂漠ですよね。だけどらくだがいないのはなぜ?砂漠にはらくだのセットなはずが。
Commented by elderman at 2005-10-05 10:12
japonikk-laさん、そうですね。^^
砂漠にラクダはセットのようなものですが、アメリカ大陸にはいないんですね。西部劇にラクダが出てきたらユーモラスでしょうね。^^
中東からラクダを連れて行ったら?イラクから引き上げるときのお土産にいいかな。(笑)


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