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2005年 10月 02日

日本人の特殊性(30):外食産業

日本に外食産業が根付いたのはほんの20年くらい前からのことではないでしょうか。今でもイランやルーマニアでは外食の習慣はないようです。イランの場合、同じものを食べてどうして2倍も3倍もするお金を払わなければいけないのかという素朴な疑問が優勢のようです。イランの場合、レストランは料理をしないで食事ができるからいいだろうというレストラン側の姿勢も感じられます。

ルーマニアではまだ外食の習慣があまりないようでした。こちらの場合、たくさんあるイタリアレストランでとても美味しい料理がいただけるのですが、なぜかお客さんが少ないのです。外食するとお金がかかるということが大きな理由のようです。生活に余裕がないということなのでしょう。

ラテン人の南米では貧富とかには関係なく外食産業は根付いています。もちろん昼食などでは庶民的なレストランにしか行きませんけど、それでも弁当を持参する人は少数派のようです。面白いのは高級そうなレストランよりもファーストフードの方が値段が高く、それでも人気があるということです。多分目新しいからじゃないかと思いましたけどね。

西欧の先進国では外食産業は大繁盛ですね。屋外に設置されたレストラン、カフェには常時お客さんがいるようです。パリでセーヌ川の中に船を浮かべたバーで、ノートルダム寺院を見ながら時間を過ごすなんてなかなか楽しいものです。

先進国でもないのに外食産業が盛んなのはなんと言ってもバンコクでしょう。歩道には多くの屋台が並び、レストランもたくさんあります。バンコクに住むタイ人の家にはキッチンのないアパートも多いといいます。一人身の場合、アパートで料理を作るよりも屋台で食事をした方が安いというのですから無理からぬことでしょう。

さて、閑話休題、日本人の特殊性に戻りますが、日本の場合、バブル経済期そしてその後といろいろな段階を経てきているので単純には語れないと思います。昼食には定食屋か蕎麦屋、あるいはラーメン屋というのが定番ですが、ファミリーレストランが竹の子のように出現した時期もありましたね。

駅蕎麦というのは日本人の昼食時間の短縮には一番いいようです。営業で飛び回るサラリーマンや学生をよく見かけます。これは日本人特有の文化でしょうか。昼食は軽く、夕食が重たいという日本人の習慣からもっとも合理的なものかも知れません。世界を見渡すと昼食が一番重いというのが一般的だと思いますから、日本が少し特殊なようです。

そういえば食事の時間帯についても日本人はちょっと外国人とは違っています。日本人の夕食は7時か8時頃でしょうが、外国では9時か10時というのが一般的です。ヨーロッパ、南米などでは、8時頃レストランで食事をしているのは日本人観光客くらいなものです。

東アジアや東南アジアは日本人の習慣に近いので、時間差がないのが嬉しいところです。午後6時くらいから夕食にありつけますからね。タイ人の場合は、少しの量を何回も食べるというのがあるようで、だからでしょう、常時レストランが開いています。

何がテーマだか分からなくなりましたが、日本人の昼食は軽く、夕食は早い時間ということが特殊性だと言えるでしょうか。アルコールがないと食事を10分くらいで切り上げてしまうのも日本人の特徴かも知れません。それになぜか罪悪感があるらしく昼からアルコールを飲まないですね。南米に行ったら事情は違います。飲みたいときに飲めばいいと思うのですが、日本の場合仕事中はちょっといけませんね。でも、休日までそのルールを当てはめる必要はないと思っています。

外食産業ということでは、日本にはありとあらゆるレストランがあるのではないでしょうか。東京では人口が集中していますから、どんな種類のレストランでも営業できるのでしょう。そしてそれを支えているのが外食の習慣と言えるのではないでしょうか。もっとも夜は5時から男の出番ということもあるので、建前と本音の国、日本ならではの習慣・文化の一端なのかも知れません。
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by elderman | 2005-10-02 11:42 | えるだま雑記【案内画面】


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